- 日数
- 8日間
- 総走行
- 2,800km
- 最高標高
- 3,200m
- 最少催行
- 4名
01なぜ、この路線なのか
中国には、もっと有名な観光地があります。北京、上海、桂林。それでも私たちが青甘大環線を主力にしているのは、この一本が、日本人にとって最も「来た意味」のある旅になるからです。理由を五つ書きます。
1. 敦煌は、日本の教科書に載っている場所
敦煌は、日本人にとって特別な地名です。井上靖が『敦煌』を書き、NHKが『シルクロード』を放送し、学校で習う。名前は知っているが、行った人はほとんどいない。そういう場所です。
莫高窟の壁画は、法隆寺の壁画と時代が重なります。日本の仏教美術の源流のひとつが、砂漠の崖の中に残っています。これは、北京や上海では得られない体験です。
2. 8日で、4つの地形を通る
この環線は、高原湖・塩湖・砂漠・丹霞という、性格のまったく違う4つの地形を一度に通ります。日本には、この4つが同時に存在しません。
- 青海湖|標高3,200メートル、中国最大の湖。海のように水平線がある
- 茶卡塩湖|水面が鏡になる。空が上下に二つある
- 鳴沙山|高さ100メートルの砂丘。風で鳴る
- 張掖丹霞|縞模様の地層が、丘陵になって連なる
3. 車移動だから、ほとんど歩かない
1日の移動は平均350キロ、ほぼ車の中です。歩くのは、景勝地に着いてから。1日3,000〜6,000歩で、中国の他のルートより明確に少ない。
敦煌の莫高窟も、鳴沙山も、車を降りてすぐです。張家界や長城のような「階段を登る」行程がありません。70代の方でも参加できるのは、この路線の大きな利点です。
4. 写真の振れ幅が、中国でいちばん大きい
同じ日に行っても、別の国に見えます。朝は鏡の塩湖、昼は砂漠、夕方は紅い丹霞。8日間で、色も質感もまったく違う写真が残ります。
「旅行の写真が、全部同じに見える」という不満が、この路線にはありません。
5. 9月から10月の気候が、安定している
西北地区は、夏は暑く、冬は酷寒です。9月中旬から10月中旬は、日中の気温が15〜20度、雨が少なく、空気が澄んでいます。標高3,200メートルでも、この時期なら歩けます。
02ルート
西寧を出て、時計回りに一周します。青海湖 → 茶卡 → 大柴旦 → 敦煌 → 嘉峪関 → 張掖 → 祁連 → 門源 → 西寧。全長約2,800キロ、8泊9日です。
図:青甘大環線の走行ルート。番号は日程の順。地図は模式図で、正確な縮尺ではありません。
九つの絶景
038泊9日の日程
走行距離を1日350キロ以内に抑え、夕方には宿に着くように組んでいます。
1日目|東京 → 西寧
上海または北京経由で西寧へ。標高2,260メートル。到着後は無理に動かず、宿で休む。タール寺(チベット仏教の寺院)に夕方だけ寄る。
2日目|西寧 → 青海湖(150km)
午前に出発。日月山を越えて、青海湖へ。湖岸で2時間。標高3,200メートルなので、走らない。夕方に湖の西岸へ移動。
3日目|青海湖 → 茶卡 → 大柴旦(560km)
早朝に茶卡塩湖。風がない朝だけ、水面が鏡になる。昼から大柴旦へ。夕方に水上ヤルダン。この日が最も長い。
4日目|大柴旦 → 敦煌(350km)
戈壁を西へ。莫高窟は予約制で、日本語の解説つき。午後に鳴沙山・月牙泉。砂丘に登って夕日を見る。
5日目|敦煌 → 嘉峪関(380km)
午前に陽関か玉門関(シルクロードの関所の遺跡)。午後に高速道路で東へ。嘉峪関の城楼は夕方からライトアップ。
6日目|嘉峪関 → 張掖(230km)
午前に嘉峪関城(長城の西端)。午後に張掖へ。夕方に七彩丹霞。日没前の1時間が、色がいちばん濃い。
7日目|張掖 → 祁連 → 門源(370km)
祁連山脈を越える。標高3,700メートルの峠。草原と雪山。午後に門源。7月は油菜花が谷を埋める。
8日目|門源 → 西寧(150km)
午前に西寧へ戻る。午後は青海省博物館か、市場で買い物。夜は送別の食事。
9日目|西寧 → 東京
午前の便で帰国。
04料金と出発日
| 項目 | 料金 | 補足 |
|---|---|---|
| スタンダード(4名〜) | 298,000円 | 1人あたり、2名1室 |
| 少人数(2〜3名) | 348,000円 | 車は同じ、割り勘の人数が減る |
| 1名利用 | 398,000円 | 1人部屋追加料金込み |
| 航空券(往復) | +58,000円〜 | 上海・北京経由 |
含まれるもの:8泊の宿(朝食つき)、専用車と運転手、日本語ガイド、莫高窟ほか全入場料、空港送迎。含まれないもの:航空券、昼食・夕食、海外旅行保険。
出発日は9月10日〜10月20日の期間で、毎週火曜と金曜です。7〜8月も催行しますが、青海湖の油菜花は7月、気温の安定は9〜10月です。
この路線は、当社の企画です。
他の旅行会社が出している敦煌ツアーは、飛行機で敦煌に入って、敦煌だけで終わります。この環線は、西寧から陸路で一周します。だから地形が変わります。
05向いている人、向いていない人
| 向いている | 向いていない |
|---|---|
| シルクロードに憧れがある | 都市の観光と買い物が目的 |
| 写真を撮るのが好き | 1日に何度も移動するのが苦手 |
| 70代でも歩行距離を抑えたい | 標高2,000メートル以上が不安 |
| 8日間の休みが取れる | 5日以内しか休めない |
| 食事は現地のものを楽しめる | 毎食、日本食が欲しい |
06気をつけること
- 標高|西寧2,260m、青海湖3,200m、峠3,700m。初日は走らない、酒を飲まない、水を多く
- 乾燥|湿度が20%を切る日がある。唇と肌のケア、水分を1日2リットル
- 紫外線|高原は曇りでも焼ける。日焼け止めと帽子、サングラス
- 移動|1日350〜560キロ。車中は長時間。酔い止めと、首のクッションを
- トイレ|道中は簡易式が多い。紙は必ず持参(トイレ事情)
- 気温差|9月でも朝は5度。ダウンを1枚
- 食事|羊肉と麺が中心。野菜は少なめ
07よくある質問
敦煌だけ行くのと、何が違うのですか?
高山病が心配です。
車移動は、きつくないですか?
70代でも参加できますか?
7月と9月、どちらがいいですか?
トイレは大丈夫ですか?
08関連ページ
実写が必要:青海湖、茶卡塩湖、鳴沙山、張掖丹霞、莫高窟。この路線は主力商品なので、必ず実写に差し替えてください。特に茶卡塩湖の「鏡」と、張掖の色は、AIでは実物の印象に届きません。
ルート図はSVGで作成済み(正確な縮尺ではありません)。
共通スタイル:muted color grading, 35mm film, documentary travel photography style