| 入場料 | 238元(約5,000円)/A種(8窟+映画) |
| 予約 | 完全予約制。パスポートが必要 |
| 公開窟数 | 8窟(A種)/4窟(B種・緊急時) |
| 所要時間 | 3時間(映画40分+窟80分+移動) |
| 敦煌市内から | 25キロ、車で30分 |
| 撮影 | 洞窟内は全面禁止 |
01なぜ、8窟しか見られないのか
莫高窟は、保存のための制限が年々強くなっています。人の呼気に含まれる水分と二酸化炭素が、壁画の顔料を傷めるからです。
だから、見られる窟は入れ替わります。案内係が鍵を持ち、グループごとに扉を開けて、出たら施錠する。1グループが1つの窟にいられるのは、5分から8分です。
8窟というのは、多いとは言えません。それでも、法隆寺の壁画とほぼ同じ時代のものが、砂漠の崖の中にそのまま残っている。この事実の重さは、8窟で十分に伝わります。
02どう回るか
予約の取り方
莫高窟は完全予約制です。当日に窓口へ行っても入れません。パスポート番号での事前予約が必要で、代理人でも取れます。
繁忙期(7〜8月、10連休)は1か月前で埋まります。9〜10月の平日でも、2週間前には押さえてください。
チケットはA種238元(映画2本+8窟)とB種(緊急時用、4窟・100元)があります。通常はA種です。
当日の流れ
まずデジタル展示センターへ。ここで球体スクリーンの映画を2本見ます(約40分)。壁画の由来と、代表的な窟の解説です。
映画のあと、バスで15分移動して、実際の窟へ。20人ほどのグループに分かれ、専用のガイドが付きます。
1グループ8窟、約80分。どの窟になるかは当日の割り当てで、選べません。
写真が撮れない理由
洞窟内は全面撮影禁止です。フラッシュの問題ではなく、カメラの光そのものが顔料を変質させるからです。スマートフォンも同じ。
入り口で荷物を預けます。三脚、自撮り棒、大きいバッグは持ち込めません。
撮れるのは外観だけです。崖に並ぶ扉の列を、広角で撮るのが定番。朝の斜光が、扉の影を長く伸ばします。
何を見るか、事前に決めておく
8窟のうち、必ず入るのは第96窟(九層楼)。高さ35メートルの弥勒菩薩が、建物ごと窟を覆っています。
あとは運次第ですが、第257窟(九色鹿)、第259窟(禅定仏)、第428窟(北周の中心柱)は、よく組まれます。
事前に名前だけ頭に入れておくと、案内の言葉が入ってきます。日本語の解説はありません。日本語ガイドを付けるか、事前に読んでください。
03時間帯と混雑
| 時間帯 | 混雑 | 補足 |
|---|---|---|
| 9:00〜10:00 | やや混む | 午前の第1陣。映画は空いている |
| 10:00〜12:00 | 最も混む | 団体と重なる。窟の滞在が短くなる |
| 13:00〜15:00 | 空いてくる | 午後の回は比較的ゆっくり見られる |
| 冬季 | 空いている | 窟によっては暖房なし。防寒を |
04行き方
- 車のチャーター|敦煌市内から往復150〜200元。4人なら割安
- 路線バス|敦煌駅前から1日数本、8元。本数が少ない
- タクシー|片道60〜80元。帰りは捕まらないことがあるので往復で頼む
- ツアー|市内のホテルで1日ツアーを組める。日本語ガイドは別料金
05気をつけること
- 予約|完全予約制。当日は入れない
- パスポート|予約にも入場にも必要。コピーではなく原本
- 撮影|洞窟内は全面禁止。荷物は預ける
- 気温|砂漠なので日差しが強い。日陰がない
- 歩行|窟の階段は急。歩きやすい靴で