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03-5Guilin

桂林|水墨画の中を、下る。

切り立った石灰岩の山が、川の両岸に並びます。中国の山水画は、この景色を描くために生まれたと言ってもいい。桂林は、絵の中に入れる数少ない場所です。

2026年10月18日 更新3〜4日歩行量 少最佳 4〜10月

夜明けの漓江と竹筏
漓江の夜明け。水面が鏡になり、山が上下に二つ並びます。この時間は6時台だけです。
滞在日数
3〜4日
漓江下り
4時間
最佳
4〜10月
歩行量
少

01山が、水に映るためのかたちをしている

桂林の山は、切り立っていて、木が少なく、頂上が丸い。石灰岩が長い時間をかけて溶けてできた地形で、「カルスト」と呼ばれます。川はその間を縫うように流れ、水は澄んで、流れが緩い。だから山がそのまま映ります。

漓江下りは、桂林から陽朔まで約80キロを4時間かけて下ります。船は3種類あります。大型の遊覧船、四人乗りの筏、二人乗りの筏。景色は同じですが、筏のほうが水面に近く、静かです。

街そのものより、川と田園が目的の旅です。桂林に1泊、陽朔に2泊。この配分が、いちばん満足度が高いです。

陽朔の田園と喀斯特の峰
陽朔の朝。田んぼに水が張られ、山が映り込みます。自転車で10分の場所です。

02見どころ

桂林は「川・田園・棚田」の三つ。街の中に見どころは少ないので、郊外に出る前提で組んでください。

1. 漓江下り(桂林→陽朔)

4時間の船旅。20元札の裏に描かれている景色(九馬画山)も、この航路にあります。

大型船は210元(約4,400円)、4人乗りの筏は1艘400元前後。筏は朝7〜8時の出航が光の条件がよく、人が少ない。

所要4時間、歩行はほぼゼロ。船の上で過ごす時間です。

2. 陽朔と遇龍河

陽朔は漓江下りの終点。西街という通りは商業化していますが、一歩外れると田園が広がります。

遇龍河の筏下り(2時間・240元)は、漓江より静かで、人が少ない。自転車で遇龍河沿いを走るのもいい。

陽朔は2泊する価値があります。朝の田園は、他に誰もいません。

3. 龍脊棚田

桂林の北、車で2時間。山の斜面に、2000段以上の棚田が重なります。

灌水期(5〜6月)は水面が鏡になり、稲穂の時期(9〜10月)は金色になります。この2つの時期以外は、正直に言って地味です。

1日がかり。日帰りも可能ですが、山の上に1泊すると朝霧が見られます。

4. 象鼻山と芦笛岩

象鼻山は、桂林の市街地にある象の鼻の形をした岩。入場55元。30分で見終わります。

芦笛岩は、鍾乳洞。ライトアップがやや過剰ですが、規模は大きい。時間があれば。

033泊4日の組み方

桂林1泊、陽朔2泊。漓江は2日目の朝に置くと、光がよく、人の少ない時間に乗れます。

1日目|桂林着

午後の便で桂林へ。空港から市内30分。夕方に象鼻山と市街地を歩く。夜は桂林米粉。

2日目|漓江下り

7:30に竹筏で出航(4時間)。11:30に陽朔着。昼食後、遇龍河を自転車で走る。夜は西街。陽朔泊。

3日目|陽朔の田園

朝6時に田園を散歩(人がいない)。午前は遇龍河の筏下り。午後は興坪へ行き、20元札の景色を見る。陽朔泊。

4日目|桂林へ戻る

午前に陽朔を発ち、車で桂林へ(1時間30分)。時間があれば龍脊棚田か、空港へ直行。

04費用の目安

3泊4日、2名1室、1人あたりの目安です。1元=約21円。

項目円元補足
航空券(往復)38,000〜65,0001,800〜3,100上海・広州経由
ホテル(3泊)21,0001,000桂林1泊+陽朔2泊
漓江下り8,4004004人乗り筏1艘を2人で割る
遇龍河の筏5,0002402時間
食事(4日)9,000430桂林米粉・ビールフィッシュ
市内交通6,000285車のチャーター含む

合計 約8万8千円(約4,180元)。漓江は大型船(210元)にすると、1人あたりは安くなりますが、乗客が多く景色は同じです。

05どこに泊まるか

エリア1泊の目安良い点難点
桂林・市中心部5,500〜8,000円空港と駅に近い。食事が便利景色は普通。1泊で十分
陽朔・西街5,000〜9,000円漓江沿い。食事と店が多い夜は騒がしい
陽朔郊外(遇龍河沿い)8,000〜15,000円田園の中。静か。朝霧が見える街まで車で15分

陽朔では郊外の宿を選んでください。西街の中に泊まると、夜12時まで音楽が聞こえます。

06食べる

桂林米粉

朝食の定番。丸い麺に、卤水(煮込み汁)と揚げた豚肉をのせます。1杯8〜12元(170〜250円)。

ビールフィッシュ(啤酒魚)

陽朔の名物。川魚をビールで煮込みます。1匹80〜150元(1,700〜3,150円)。骨が多いので注意。

田螺釀

タニシの中に豚肉を詰めて煮たもの。陽朔の屋台で食べられます。

油茶

龍脊棚田の周辺で飲まれる、炒った米と茶の飲み物。塩味で、初めてだと驚きます。

07移動

  • 空港から|桂林両江空港→市内、30分・100元前後
  • 桂林→陽朔|漓江の船で4時間、または車で1時間30分
  • 陽朔の移動|自転車が最適。1日30元。電動自転車は80元
  • 龍脊棚田|桂林から車で2時間。日帰り可

08気をつけること

  • 水量|12〜2月は水量が減り、筏が出ないことがある。4〜10月が安全
  • 雨期|5〜8月は雨が多い。増水で筏が中止になることも
  • 陽朔の客引き|西街で声をかけてくるツアーは割高。宿で手配を
  • 日差し|筏の上は日陰がない。帽子と日焼け止めを

漓江の水量は、時期で変わります。

筏が出るかどうかは、前日までわかりません。日程に余裕を1日入れておくと安全です。

09よくある質問

桂林は何日あれば足りますか?
3泊4日が標準です。桂林1泊+陽朔2泊。漓江と遇龍河の両方を筏で下ると、この配分になります。
漓江は、船と筏のどちらがいいですか?
景色は同じですが、筏のほうが水面に近く、静かです。4人乗りで1艘400元前後、2人で割ると1人あたり約4,200円。大型船は210元(約4,400円)で乗客が多くデッキは混みますが、そのぶん安く済みます。
陽朔は、何をする場所ですか?
田園と川です。西街は商業化していますが、自転車で10分走ると田んぼに出ます。遇龍河の筏下りと、自転車が中心になります。
日本語は通じますか?
ほとんど通じません。ただし観光地なので、英語の表示はあります。翻訳アプリを。
子ども連れでも大丈夫ですか?
大丈夫です。筏は転落注意ですが、ライフジャケットがあります。歩行量が少ないので、家族に向いています。

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