中国は、暴力犯罪が少ない国です。夜に一人で歩いても、日本とそれほど変わらない感覚でいられます。ただし治安がいいことと、トラブルがないことは別です。実際に多いのは、犯罪ではなく「ぼったくり」と「言葉の壁」です。
01実際に多いトラブル
| 頻度 | トラブル | 内容 |
|---|---|---|
| 多い | タクシーのぼったくり | メーターを使わない、遠回りする、白タク |
| 多い | 観光地の客引き | 「お茶でも」と声をかけて高額請求する手口 |
| 中 | 置き引き | 混雑した地下鉄、観光地の人混み |
| 中 | 両替・ATMのトラブル | カードが戻らない、手数料が高い |
| 少ない | 暴力犯罪 | 旅行者が巻き込まれる例は稀 |
02タクシーは、アプリで
空港や駅で「タクシー?」と声をかけてくる人は、ほぼ白タクです。料金は2〜3倍になります。正規の乗り場(Taxi の表示)から乗るか、DiDi を使うのが確実です。
メーターを使わない運転手は、降りて別の車に乗ってください。中国のタクシーは、メーター表示が義務です。
03「お茶に誘う」手口
観光地の近くで、英語が上手な人が「お茶を飲みませんか」「展示を見に来ませんか」と話しかけてくる手口があります。連れて行かれた先で、数千元の請求をされます。
見知らぬ人について行かない。これだけで防げます。親切な人も大勢いますが、観光地のすぐ近くで声をかけてくる人は、避けてください。
04女性の一人旅
中国は、女性の一人旅に向いている国のひとつです。理由は三つあります。
- 夜も人が多い|都市部は深夜まで店が開いていて、通りに人がいます
- 痴漢が少ない|日本より少ないという声が多い
- ホテルの安全性|大手チェーンは、エレベーターにカードキーが必要
ただし、地方の夜道は街灯が少ない場所があります。23時以降の一人歩きは避ける。これだけで大半のリスクは下がります。
05食べ物と水
水道水は飲めません。ホテルには無料のミネラルウォーターが置いてあります。レストランでは、沸かしたお湯が出てきます。
- 屋台|焼く・煮る・揚げるものは比較的安全。生野菜と氷は避ける
- 氷|飲み物の氷は、水道水のことがある。腹が弱い人は「不加冰(氷なしで)」と伝える
- 辛さ|四川・湖南は本当に辛い。最初は「微辣(少し辛い)」で
06体調を崩したら
大都市には国際診療科があります。北京・上海・広州の外国人向け病院で、英語が通ります。ただし初診時に現金の前払いを求められることが多く、金額は数千元に及びます。海外旅行保険に入っていれば、後から請求できます。
| 緊急時 | 番号 | 補足 |
|---|---|---|
| 警察 | 110 | 英語は期待できない。ホテルかガイド経由で |
| 救急 | 120 | 日本語不可。場所を中国語で伝える必要あり |
| 火事 | 119 | — |
| 在日本国大使館 | ※要記入 | 領事班。パスポート紛失時に |
緊急時は、まずホテルのフロントへ。中国語が話せない旅行者にとって、110番や120番に直接電話するのは現実的ではありません。ホテルか日本語ガイドを通すのが、いちばん早い解決になります。
07よくある質問
中国は、治安が悪いというイメージがあります。
暴力犯罪は日本より少ないというのが実感です。夜も人通りがあり、女性の一人歩きも可能です。注意すべきは犯罪ではなく、タクシーのぼったくりと客引きです。
一人旅の女性に、注意点はありますか?
23時以降の一人歩きを避ける。見知らぬ人について行かない。この2つで大半は防げます。宿は大手チェーンを選ぶと、エレベーターのカードキー管理が徹底しています。
お腹を壊すのが心配です。
水道水を飲まない、氷を避ける、生野菜を避ける。この3つを守れば、多くの人は問題ありません。整腸剤と、念のため抗生物質は現地で処方してもらえます(医師の判断が必要)。
パスポートをなくしたら、どうしますか?
まず警察で紛失届(紛失証明)を取り、在日本国大使館で再発行の手続きをします。日数がかかるので、コピーを別に保管しておくことが重要です。ホテルの金庫も使いましょう。